あるたま草

毒にも薬にもなりません。のんきな毎日のひとりごと。

アイパッチ

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長女、眼鏡で視力矯正中ですが左の治りが悪いということで右目にアイパッチ治療をすることになりました。聞いた時は「あぁ、あれ。見たことある。けど、絶対この子がやるのは無理やわ・・・」と思いました。


試しに帰宅後貼ってみたら嫌がって暴れて大泣き。涙でベチャベチャに濡れたアイパッチは自然に粘着力を失い、はがれ落ちました。「ただでさえ聞き分けのない子なのに、無理だ!」とその日は断念。


翌日は再チャレンジ。脅したり、なだめたり、懇願してみたり、ご褒美にアレあげるからー、などとあの手この手で貼ろうとし、30分後ぐらいに根負けしたのか渋々貼らせてくれました。こわばった表情の長女。そのまま臨時預けの保育園へGO!幼稚園が学級閉鎖のため、やむなく職場の託児所へ。急に申し訳ないですが、朝8時に貼ったので5時間後の1時に剥がしてもらうようお願いしました。


視野が狭くなる、他の子に傷つく事を言われるかもしれない、貼り付け箇所がかぶれる、など色々心配ごとがあります。何より、あの嫌がりようならすぐ剥がしてしまうだろう、まぁ最初は短時間から始めて、徐々に慣らしていけばいいか、と思いながら仕事をしていました。


そして終業後のお迎え。「何時頃まではれました?」と保育士さんに聞くと「え?1時までです。1時とお聞きしていたので。」とのお答え。「5時間貼れたんですね!すごーい!」と喜ぶ私。長女は意外にも頑張ってくれたようです。


問題は学級閉鎖明けの幼稚園。お友達にからかわれるやろうなぁ、と不安一杯で登園。案の定、長女は幼稚園帽を目深に被りうつむいて顔を隠し、なかなか幼稚園の玄関に入ろうとしませんでした。気持ちがわかるだけに私も困っていましたが、先生方が来てくれて教室まで一緒に連れて行ってくれました。


また心配に思いながら1日過ごし。お迎えに行った夫に帰宅後すぐ聞きました。すると担任の先生が「みんな、手で片目をふさいで下さい。〇〇ちゃんは今、これだけしか見えません。気をつけてあげましょう。」みたいに話をしてくれたそうです。それで階段を下りる時などもお友達が手をつないで一緒についてくれたとか。「なに、そのいい話!」とウルウルくる私。さすが幼児教育のプロ、ありがたいです。


アイパッチは本人の頑張りよりも、とにかく周りの協力が大事と実感しました。その後、きちんと毎日5時間つけてくれています。視力が回復するといいんですけどね。


私が心配するよりも、本人は頑張ってるんだなぁ、と感心したのでした。だいぶ長女を見くびっており、申し訳ないと反省した次第です。一緒に私も頑張って強くならねば、と思いました。