あるたま草

毒にも薬にもなりません。のんきな毎日のひとりごと。

入院生活その2(陣痛と出産)

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夫が病院に到着し、LDRに移動しました。もう陣痛も激痛となりますが、まださすってもらえば耐えられるレベル。

 

(※LはLabor、DはDelivery、RはRecovery。陣痛・分娩・回復の英単語の頭文字をとってLDRと名づけられているそうです。)

 

 

 

 

 

 

夜が明けそうな頃、激痛は耐えられないレベルになってきました。子宮がバクバクして破裂するのではないかと思うほど。一人目の時は腰のみでここまで前後お腹から腰から全体に激痛ではなかったのです。私は「腰もお腹も痛いです!」と訴えるも「それが正しい陣痛よ。」と。助産師さんはさすがに冷静な対応でした。

 

5時、6時ごろ?もう痛みに耐えれず、15分おきにナースコール連打!その度に子宮口見てくださった助産師さん、本当にありがとうございます。じわじわとしか開かない子宮口。ひたすら我慢です。

 

なんだかもう痛い間に子宮口が開き、少し切開し、絶叫しながらいきんだりしている間に我が子は出てきてくれました。「ほわぁ、ふわ~」と弱々しい声。「おめでとうございます。女の子です。えー、7時18分。」と言われ、泣きながら「ありがとうございますー!」と繰り返しました。

 

激痛ながらも、なんとか無事に元気に生まれてきた我が子。ホッとしました。カンガルーケア、初乳も済ませとにかくLDR内にて休養です。出産て本当に大仕事でドラマチックです。前回は笑顔でしたが、今回は泣きました。痛さと、感動で。

 

 

《陣痛の波と会話内容》

↑↑【陣痛20秒】

私「もうあかん!まだ開いてない?痛い痛い痛い痛い痛い!」

助「今で7cm。あと少し。もう10回ぐらい痛み来てからかなー。」

私「うそー無理ー!」

 

↓↓【合間1、2分】

私「バルーン入れないのですか?(早く生みたい。)」

助「もうここまで来たら要らない。ここで無理やり開いても出血であなたも危険。赤ちゃんも死んでしまうよ。」

私「それは嫌!陣痛来る前に使うの?」

助「そうよー。」

 

↑↑【陣痛20秒】

私「痛い痛い痛い!さすってー!」

夫「う、おぉ」

私「寝てたん?なんで寝るん!(逆ギレ)」

 

↓↓【合間1、2分】

私「ところで今夜の当直医は誰ですか?」

助「え、そんなん聞く?もしや余裕?○○先生よ。7時までは応援の先生やったけど。」

私「ほぅ。(良かった、知ってるベテラン先生で)」

 

↑↑【陣痛20秒】

私「イターイイイ!何でぇ!こんな痛い?一人目より痛い!」

助「んーお母さんの年齢や体力もあるかなー。」

私「えぇー!んもー!(逆ギレ)」

 

↓↓【合間1、2分】

私「今日ってお産多いですか?」

助「え(急に普通の話?みたいな表情)。日付変わってからはあなたで2人目よ。」

私「へぇー。(同時期の破水の人は陣痛来たのかなぁ。)」

 

↑↑【陣痛20秒】

私「アカン!もう無理!痛い痛い!いったぁーい!」

助「痛いよねぇ。頑張ろうねぇ。うんち出そうな感じあれば気張っていいよ。」

私「もう開いたぁ?」

助「じゃあここから少しお手伝いしますから。」

 

↓↓【合間1、2分】

私「出口って切ります?」

助「もうそれは出る直前の判断でね。まだ分からないから。切りたいとか、切りたくないとか希望ある?」

私「いや、先生の判断にお任せします!」

 

↑↑【陣痛20秒】

私「もう!早く切って!」(さっき任せるとか言ったのに)

助「まだってば」

私「もう出す!気張る!出る!」

助「気張りたい時に気張っていいからね。どうぞ。」

 

(~ここから記憶があいまい~出口近いか?)

 

↑↑【陣痛20秒】

私「痛い!痛い!もう出すから!気張るよ!」

助「だからもう気張っていいですよー。お父さん、あそこの呼び出しボタン押してくれる?」

夫「はい。(押す)」

スピーカー「(ON)はい。」

助「先生お願いします。」

スピーカー「はいー。ブツッ(OFF)」

私「先生!?早く来て!早く切って!」

 

↓↓【合間1、2分】

私「先生まだ?」

助「もうすぐ来ます。」

私「早く!」

 

↑↑【陣痛】

私「アアー!イタァーー!」(泣く・時々いきむ)

助「吸ってぇー、ゆっくりフゥーと吐きましょうー。」

私「ギャ、フウウウーーー!!!フウウウ!」

助「赤ちゃんに空気あげましょうー。」

夫「赤ちゃんも頑張ってるんやから頑張れ!」

私「フッ、フゥー!ギャー!イターイ!フゥー!先生まだ!」

助「もう来ます。」

 

(先生来る→麻酔→切開)

 

(痛みに耐えいきみ、絶叫続く)

 

助「ほら、赤ちゃん頭見えてるよ!」

私「痛ーい!んー!(いきむ)」

助「もういきんだらだめ!勝手に出てくる!」

私「ハァ、ハァ・・・(うそ、もう出るの。一人目より早い。放心&脱力で声がもう出ない。)」

 

(股を見るよう促されるも眼鏡が汗の湯気で曇って何も見えず)

 

(感覚で赤ちゃんの頭がデロンと出て、その後に足が引っ掛かりながらも出たのが分かる)

 

助「ほら出たよ!お母さん見てごらん!」

私「生まれたー!?あぁー良かったー!うわぁーああん!(大号泣)」

夫「よく頑張った!生まれたぞ!」

赤「ふわぁ、ふぎゃあ!」

助「お母さん赤ちゃん見てあげて!元気よ。女の子!・・・あ、眼鏡曇ってる?」

私「赤ちゃんが元気ならもういいですー。ひぃーん(号泣)!」

助・先生「おめでとうございます。」

私「ありがとうございますー!(ほんまうるさくてすみません。)」

 

(麻酔・縫合)

 

私「私も今日誕生日なんですよー。」

助・先生「あらーダブルでおめでとうございます。」

私「へっへっへ。あー赤ちゃん無事生まれて良かったぁ。」

夫「ほんまや。」

助「お母さん、もう普通に戻ったね。(笑)」

 

以上、こんな感じでした。絶叫が廊下にも聞こえ、夫は申し訳ない気持ちになったとのこと。後に入院中前後のお母さん達と話して聞こえていた事を私も確認しました。不安の渦に巻き込んでしまったこと、反省しています。

 

赤ちゃんは呼吸が早い、血中酸素濃度(SpO2)が低い、胸に発赤(湿疹?)があるとかで長めに経過観察されます。特に血中酸素濃度(SpO2)が低いので念のため保育器に入れると言われました。授乳の時だけ保育器から出すとか。夫と二人心配していると、30分後に先生が「診ましたが元気だし大丈夫そうなので保育器から出します。」と言われました。ホッ。

 

後にどれも問題なしと言われて安心しました。

 

分娩後は縫合したり、胎盤を引っ張り出して、お腹を押さえて血を出されたり(少し痛い)、産褥パッドをあててもらったりしました。出血量は多めで600ml超え。ソルラクトを点滴され、7時18分出産ですが、昼過ぎまでと長めにLDRに滞在しました。LDRで朝食、昼食。今回は陣痛の時に当たらなかったので美味しいと評判の食事を毎食完食して堪能いたしました。本当に美味しかったです。

 

とにかく無事に元気な第二子に会えた事がとても嬉しく、幸せな一日でした。顔はやはり長女と似た感じですが、若干夫に似た部分が多いようです。夫は早くもメロメロ。私も産前は長女ばかり気にしていましたが、生まれたらやはり久々の赤ちゃんは可愛い!小さい!しかし長女がすねないよう、気をつけていきます。

 

 

 

【分娩経過】

◆10月26日(水)

4:00 LDR入室・かなり痛い陣痛、腰さすれば耐えられる程度

5:00~6:00 耐え難い陣痛・叫ぶ・15分起きに子宮口見てもらうが5~7cm

6:00~7:00 子宮が破裂しそうな激痛!パニック・分娩台でいきむ(あまり記憶がない)

7:18 出産、後産、縫合処理など

7:50 両親面会

8:00 朝食

10:30 ソルラクト点滴

12:00 昼食・ソルラクト終了

13:00 LDRから個室へ移動

14:00 夫・長女面会

15:30 義父・義母・義妹面会

18:00 夕食