あるたま草

毒にも薬にもなりません。のんきな毎日のひとりごと。

小児肘内障

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夜9時過ぎ、姉妹ゲンカの末に次女が「痛いー!ここ痛いー!」と大号泣。右腕をだらんとして動かそうとしません。もしかして・・・と小児救急電話相談 #8000へ。整形外科の救急病院を教えてくれる電話番号を聞き、またそこへ電話。周辺のいくつかの救急病院を紹介されました。その内近いとこから電話をかけていきます。


必ず救急病院に対応可能かどうか電話で確認してから行かねばなりません。無駄足や、途方も無い待ち時間を避けるためにも。


一つ目は今から整形外科の処置が入るから対応が難しいとのこと。二つ目はいくつか電話が入ってるので待ち時間がかかるかもしれませんが、それでも良ければとの返事。二つ目に車を走らせました。夜の10時前。チャイルドシートのベルトに手を通すのも痛がる次女。長女の経験からたぶん小児肘内障だろうなぁーと薄々感じつつも、もしかしたらもっとひどい怪我かもしれないし、何より自分の子供が痛がって泣く姿は見ていて辛いのです。


ちなみに長女は3回ほど小児肘内障になりました。初回は旅行中で、滋賀県の、市立長浜病院へ行きました。2回目は岸和田市民病院。3回目は自力で治療。夫も子供の頃抜けたそうで、遺伝なのかもしれません。


夜中のドライブ。初めて行く病院。焦って救急車搬入口に車を前付けする私。「あ、ここじゃないな」と気付いて奥の入り口へ。夜なので駐車場は空いていました。次女は落ち着いて過ごすも、右腕は決して動かそうとしません。自動販売機でお茶を買い、二人で分けて飲んでるうちに呼び出しされました。


私が次女を抱っこして膝の上で診察。「お母さん、しっかり左腕と体を押さえて、絶対に動かないようにしてくださいね。」と言われ緊張してがっちり保定。そーっと次女の右腕を曲げる先生。大泣きする次女。「はい、終わりました。もう大丈夫です。」やっぱり小児肘内障でした。「痛いー!」と泣き叫ぶ次女。しかし診察室を出て、看護師さんがお茶飲む?と差し出したペットボトルを右手を上げて払いのけたので、治ったのが確認できました。


「もう少し落ち着いたところで、様子確認します。大丈夫でしょうけど。」と先生に言われ、待機。次女は「お茶飲むー」と両手でペットボトルを持ってゴクゴク飲みました。とにかく治って良かったー、とホッとしました。


先生が様子を見にきた時、「この人が痛い事をした」と認識してしまった次女はふくれっ面でだんまり。「すみません、大丈夫そうです。」といい、お会計をしました。帰り際に看護師さんがバイバーイと手を振ってくれ、次女は右腕を上げて元気にバイバイを返していました。「もう大丈夫やねー」と言われました。結構すぐ診てもらえて家を出て1時間ちょっとで帰宅できました。


【先生に言われて身に染みた事】

★ 小児肘内障は大きなケガではないので、気にしないで下さい。

★ 手を引っ張ったお姉ちゃんをあまり責めないであげて下さい。お姉ちゃんも妹さんの事を気にしていると思います。(もう散々怒ってしまった・・・)

★ 当分は再発しやすいので、手を引っ張ったり、腕をつかまないようにして下さい。


【私が感じた事】

◆ 当事者を責めないこと。

◆ 落ち着いて対応すること、運転すること。

◆ 慌てて出かけがちだが、車のキーや免許証、保険証、医療証、お金など携帯すること。

◆ 子供のはしゃぎ過ぎには気をつけること。

◆ 夜間でも診てくれる病院、働く職員の方々に感謝!


【その他】

◆ 小児肘内障で救急を受診したのが今回3回目だが、整形の先生方が皆親切だった。非常時に親切にされるととても嬉しいし、落ち着く。

◆ 今回行った病院Fがとても綺麗だった。職員も親切だった。

◆ もう夜に外出するとやや肌寒い。

◆ 市立長浜病院や、今回の病院、普段は行かない病院の診察券がまた増えてしまった・・・。


次女も体調が戻って元気になったところでのケガで、連日の病院通いをさせ、申し訳なかったです。


いろいろと反省した一日でした。