あるたま草

毒にも薬にもなりません。のんきな毎日のひとりごと。

朝から気分の悪くなる事がありました。

原因はタイトルのままです・・・。

今朝は電車に座れたんですけど、窓の所に大きな蛾がいまして・・・。体長5cm、太さが直径1.5cmぐらいでした!蛾かどうかも分かりません。とにかく、見た事もない気持ち悪い虫でした。しかも、しかもです。ブブブブッと羽ばたいているんです。

「うわー!」と叫びたい気持ちを抑えて、ビクビクするのみ。気持ち悪いから見たくないけど、近寄ってきたら嫌なので警戒して目が離せませんでした。ついには、蛾は隣の座席に座る男性の肩周辺を這い回る始末。幸いにもその男性は寝てて気づきませんでしたが。「うっおぉぉー!きもー!」と必死に心の中で叫びながら蛾の動きを見守っていました。近くで見たら触角が木の葉の形!体はセミの幼虫に近い形!きもいきもいきもい。静かな車内で密かに私だけがパニック状態です。

蛾も羽ばたき疲れ、最後には、ついに「ボタッ」と。何とちょうど私の座ってる後ろに落ちてきました。私のお尻から蛾までの距離が5cm。もうこれはさすがに無理です。必死に身体をずらして無言の抵抗を続ける私の不穏な気配に気づいたか、隣の座席の男性も起きてしまいました。おお、どうにかしてもらえる?と希望の光を感じたのも束の間、同じ形の蛾が男性の後ろにもう1匹いたんです!な、な、なぜ?こんなデカイ蛾が電車の窓枠ひとつに2匹もいるなんて信じられません。無駄な奇跡です。もう無理です。

「わぁー、2匹もおるぅー!」と声に出して言ってしまいました。

えぇ、通勤中はたいてい一人ですからね、いわゆる独り言ってやつです。隣の男性は冷静に窓を開けて、蛾を指で弾いて放っていました。あ、あのー私の後ろに落ちてる蛾も捨ててもらえないでしょうか、と心で呟くも助けてもらえそうな気配がなく。仕方なく、バッグからティッシュを出して、自分で自分を奮い立たせ、慎重につまんで窓から捨てました。

捨ててからも、「同じ蛾が2匹も電車内にいるなんて。はっ!ホラー映画みたいにウジャウジャ沸いてきたらどうしよう。」とか考えて全く電車でも寝れませんでした。たぶんあの虫が大量に登場してきたら、私は発狂してしまったに違いありません。2匹で済んで良かったと思うことにします。

摘む時に「わー気持ち悪い。」とどうしても言ってしまいました。その摘んだ時の感触が今でも地味に蘇ります。柔らかくなく、結構なボリュームと固さでした。何なんですか、あの虫は。蜂ではなさそうだし、蛾としか思えないけど体が固いなんて。とにかく、職場について一目散に手を洗いに行ったのは言うまでもありません。

それにしても、何ていう蛾なのかしらと思って「蛾」で検索すると日本蛾類学会があったり、日本には4000種類以上も生息しているとかいう情報を得たり。多すぎて私が見た蛾もどれか全然分かりませんでした。蛾の画像掲示板などもうっかり見てしまい、愛好家の方もいらっしゃるんですね。そんなに種類が多い虫だとは思いませんでした。

私は顔を蛾に刺された苦い思い出がありまして。大学時代の夏合宿、山奥だったので民宿に蛾が山ほど寄ってくるのです。洗濯当番してる時に顔にとまった蛾を払おうとしたらチクッと。もう、最悪でしたね。それから合宿中は毎晩毎晩、何かに憑かれたように蛾を殺しまくりました。もう本当に大殺戮です。100、200はゆうに超えたかと。でも、最後はいくら殺してもキリがないので気にしなくなりましたね・・・。

とにかく、蛾は何か嫌いです。粉っぽい感じとか。羽をベタッと伸ばしっぱなしのところとか。今日は朝イチからテンションダウンでした。アドレナリンが出すぎたのかもしれません。その勢いでこんなどうでもいい事を長々と書いてしまってるのかも・・・。どうでもいい事をつらつら書けるのは、ブログがいい口実というか、ブログならではの長所?ですねー。(なんのこっちゃ)