鰻屋の主人(以下主人)「ウナギは串三年裂き八年と言ってね」
とん(串を刺した音)
主人「私も先代にはしごかれましたよ」
しゃっ(袋を裂いた音)
レポーター「あ、あのそれは・・・」
主人「なんだい、あんたウナギ見たことねえのかい。うちは創業以来100年ずっとこの千葉の天然ものよ」
レポーター「・・・親方この魚知ってますか?」
(正真正銘ウナギの写真を主人に見せる)
主人「わっ!食べ物屋でヘビの写真出さないでよ、レポーターのお嬢さん!」
(焦る主人)
吉田戦車『甘えんじゃねぇよ!』の49ページ魚の章の「しにせ」です。
面白いですよねぇ。この「なんでー?(笑)」っておかしさが吉田戦車の魅力ですよね。10年前ぐらいの作品なので、だいぶ殴るぞとは違うニュアンスです。パンチ効かせまくりな感じ。吉田戦車すごいなぁと脱帽です。