あるたま草

毒にも薬にもなりません。のんきな毎日のひとりごと。

初の入院生活その7(4日目)

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画像はこの日の昼食、あんかけ焼きそばです。左手で赤ちゃん抱っこ、右手でとにかく口に入れた思い出があります。

 

赤ちゃん、黄疸の値も下がり、抗生物質投与も終わり検査結果は全て問題無しとなりました。

 

 

いよいよ明日が退院。助産師さんから退院指導を受けます。退院して不安な事はないか聞かれます。内心「全部不安です。」と言いたいんですが、母乳の事が一番不安と言いました。あと夜は寝れるのかどうか。入浴、悪露、避妊など一通り退院後に注意しないといけない事を聞きました。

 

私は一ヶ月程度実家に世話になるので家事は母にやってもらえるだけ助かりますが、育児は初めて。その母も育児について約30年昔なのでもう不安と言います。

 

大事な大事な我々の赤ちゃん。無事に育てなければ。義務感、責任感、不安でいっぱいです。

 

退院指導の後、沐浴指導がありました。助産師さんと一緒なので安心ですが、とても一人では無理な気がします。大事な赤ちゃん、耳に水が入らないか、手が滑って湯槽に落とさないか。冬だし、風邪ひかないか。湯温、気温は大丈夫か。色々考えると大仕事です。

 

ぐったりしたところに夫が面会に来ました。またこの後、義妹夫婦も面会に来ました。「ちっちゃーい。」とやはり恐る恐る眺めたり触ったり。せっかく来ていただきながら、17:00までに授乳室に行かねばなりません。30分弱の面会でした。夫は病室で留守番。最後の授乳チェックです。

 

母乳を飲む量は少し増えたものの、まだまだです。成長は見えてるので、このまま焦らず頑張って下さいと言われました。いつかお腹いっぱい飲ませることができるのか、不安です。しかし退院したらもう自力でやるしかない。ほんと卒業式気分になりました。

 

この頃は「ずっと入院していたい」、そんな気分になっていました。

 

『病院』

・赤ちゃんの育児について何でも教えてくれるプロがいる。

・栄養のある食事が三食、部屋に用意される。

・毎日掃除してくれるし部屋もキレイで設備も整っている。院内暖かい。

・夜中辛い時はナースステーションで赤ちゃんを預かってくれる。

・体調を崩しても病院なので診察してくれ、薬も出てくる。

・同じ新米ママ達と話して不安な気持ちを共有できる。

 

『実家』

・母は育児30年以上昔のため自信なし。人の子は気を使うし怖いと言う。

・古い家なので寒い。

・猫がいる。抜け毛多し。

・トイレにウォシュレット無し。

・預かってくれる人なし。基本的に私一人で24時間世話をする。

 

でもずっと入院するわけにもいかず。どんどん産後の新しいお母さんが入院してきます。実家のサポートがない人もいるでしょうし、やれないなんて言ってられません。切ない気分で夜を迎えました。

 

深夜もラストスパートのつもりで授乳室にて赤ちゃんと二人で授乳練習していました。うまく乳首をくわえられず泣き叫ぶ赤ちゃん。眠くてウトウトする私。すると助産師さんが来て、「無理したらお母さん倒れてしまうよ。なんならミルク飲ませてもいいんやから。」と言われました。私、頑張りすぎたのかも?確かに体調崩しては台無しです。赤ちゃんを預けて少し寝ました。