あるたま草

毒にも薬にもなりません。のんきな毎日のひとりごと。

サントリー山崎蒸溜所

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大山崎のウィスキー蒸溜所に行き、「シングルモルト探求セミナー」に参加してきました。
==== ビール工場にはよく行くのですが、ウィスキーの工場は初めてです。阪急大山崎駅から歩いて10分程。JR大山崎駅からなら5分程でしょうか。工場敷地内の風景がとても綺麗でした。神社や庭園もあり。春は桜、夏は緑、秋は紅葉、冬は雪と四季ごとに景色が楽しめるそうです。工場内は、かなりアルコールの匂いが強烈でした。蒸溜の仕組みを説明してくれましたが、お湯が沸く状態と似てるとのこと。ビールとはまた違う仕組みなんだなと思いました。(詳しい内容は理解できず・・・)

大山崎は日本最初のウィスキーができた所だそうで、日本最古の樽(1924年製造)もありました。他にもさすが樽がいっぱい。ウィスキーの色は樽の成分が溶け出した色だとか。樽も樹齢200年の木を使用したりと、手間をかけて作っているんだなぁというのが実感できました。なんだか大人が飲むものという今までのイメージに合う印象を受けます。私の中では上質な飲み物で選ばれし者が飲めるような高級なイメージなのです。しかし係の方曰く、もっと気軽に楽しんでもらって欲しいとのこと。ふむー。ウィスキーってなかなか飲む機会がないですもんねぇ。飲むなら家でゆっくりって感じでしょうけど、どうも自分の生活レベルにウィスキーがそぐわないような気もしつつ・・・。てかウィスキーてどんな味わいなのかしら。どう楽しむのかしら。この時点ではまだ私にとって謎です。

そんなこんなで4種類のウィスキーの試飲と、それぞれに合うおつまみ、またウィスキーのソーダ割り、水割りなどを試させてもらいました。4種類とは山崎、白州、マッカランボウモア。まず色を見て、次に香りを楽しみ、最初に生のまま口に含み、その後水で1対1で割って飲むという順序で進みました。なんだか渋い大人な気分です。解説してもらいながら飲むと素人にも違いが分かります。おつまみは、ブラックペッパーの入ったチーズ、アーモンドおかき、最中、チョコケーキ、ドライフルーツの5種類が置いてありました。ウィスキーとおつまみの組み合わせ(さて、どれとどれでしょう?)を教えてもらいつつ、ソーダ割りなどして楽しみました。といっても、初めてちゃんとウィスキーなるものを飲んだんですよねぇ。最初飲んだ時(まずは生で飲むよう指示が出る)は、「きつぅ。喉にカーッとくる!」とうろたえましたが、水を少し入れると味が全く変わってまろやかで飲みやすくなりました。おつまみと合わせて食べるとまた味わいが変わって面白かったです。

このセミナーは参加料1000円。さすがにウィスキー蒸溜所の試飲といえど無料ではないようです。通常見学の試飲もバーカウンターみたいな所で有料制でした。ビールと単価が1桁違いますもんねぇ。初めてじっくり飲みましたが、意外と美味しかったです。生ではちょっと厳しいですが、水割りとかオンザロックは飲みやすく後にも残りませんでした。いいお酒は悪酔いしないというのを納得できるような感じです。ビールよりさらに伝統やこだわり、手間を感じました。ビール工場みたいに頻繁には行けないですが、また四季ごとに行ってみたいなと思う場所です。