あるたま草

毒にも薬にもなりません。のんきな毎日のひとりごと。

『涙そうそう』

 

今日は映画「涙そうそう」を観に行きました。 画像は、ルネッサンスリゾートオキナワにいたシーサーです。 沖縄つながり・・・ いやー妻夫木聡長澤まさみが良かったです。 あんなお兄ちゃんがいたらなぁ~と思いました! 以下ネタバレがあるので観る予定の方はご注意です。

 

三線シーサー太鼓シーサー

 

ストーリーはそりゃもうよくありがちな内容でした。血の繋がっていない兄と妹ってそれだけでドラマになるんでしょうか。序盤は幼少の頃の二人をじっくり描いていて、きっとこれが終盤の大泣きに効果ありなんやなぁーと思ってたんですが、中盤から急展開でビックリしました。あのウサギのぬいぐるみも最初意味ありげに登場していたので、最後に重大な役目を果たすのかと思いきや、そうでもなく。ちょっと急ぎ足で終わってしまったのが残念でした。最後に盛り上がってダーッと泣けるのを期待してたんですけど、展開が早くてあまり泣けませんでした。昼ドラを見慣れてる主婦の方や、韓流ドラマファンの人にはちょうどいいのかも!?

 

兄と妹が喧嘩する辺りまでは良かったんですけど、そっから急に別の映画になってしまった感じです。もっとジワーッと溜めて最後に涙モードの最高潮が来て欲しかったです。ストーリーには色々な意味で不満が残ります。

 

まぁ内容はさておき、主人公二人が素敵でした。妻夫木聡長澤まさみはイケてます。目の保養になります。こんな美男美女兄弟いないよなぁーと思いつつ見てました。女性はにぃにぃのようなお兄ちゃんが欲しいと言い、男性はかおるーのような妹が欲しいと言う事間違いなしです。

 

長澤まさみの足の長いこと!そして超ナイスバディです。高校の入学式で一人だけ浮いてる(オーラが違いすぎる)のは少し笑えました。可愛かったです。女から見てもクラクラしました。

 

そして妻夫木聡の朗らかな笑顔!これは鼻血が出ます。昔は妻夫木聡とかオダギリジョーとか、「へん、ヤサ男やん。」とナメてたんですが、「春の雪」とか「ゆれる」など演技してるのを観るとイメージが変わりました。やっぱり人気あるだけありますよね。この「涙そうそう」の妻夫木聡はかなり爽やかでした。ちょっと嘘臭いぐらいです。「にぃにぃ頑張りすぎ」って妹がやきもきするのも気持ちが分かりますよ。

 

でも、この兄妹が二人で頑張って生きてるのは見ていて清々しい気持ちになります。あと、かおるーの父は一体子供放って何してたんじゃ!とか、兄のお金を騙し取る船越英一郎が友情出演なのに嫌な役なんや、とか思いました。あと子役、あんなに小さいのにしっかり演技するんやー凄いなぁと感心しました。

 

それにしても、まさかにぃにぃが死ぬとは。温かい人情ドラマだと思ってたので、驚きました。かなりガックリ。別に死なさなくてもいいのに・・・。二人のハッピーエンドを期待した私が間違ってたんですかね。妻夫木聡が出た映画では「春の雪」とこの「涙そうそう」を観たんですけど、どちらも妻夫木聡が死んでしまいました・・・。にぃにぃが死んだ後のかおるーが可哀相でした。

 

邦画は、「ゆれる」以来です。満足度は断然「ゆれる」に軍配が上がりますね。そういえば、あれも兄弟ものでした。あんまり邦画を見る事ないんですが、字幕じゃなくて台詞の声がそのまま頭に入ってくるし、また洋画とは違う良さがあるなぁと思いました。今回は長澤まさみの「にぃにぃー!」って台詞に何度もやられました。日本の俳優は海外に比べてまだ身近な感じがするし、ミーハーな気分で映画観るのもアリだな、と思ったり。今回の「涙そうそう」はミーハー気分をかなり満喫しました。いや、もちろん主役二人の演技が素晴らしいのは言うまでもないですけど。泣きたい度に関しては最後ホロリと来た程度なのであまり満足しなかったです。

 

でもたまには邦画もいいなと思いました。

 

いやー、でもにぃにぃが死ぬとは・・・(しつこい)

 

涙そうそう 公式ページ