あるたま草

毒にも薬にもなりません。のんきな毎日のひとりごと。

初の入院生活その1(誘発分娩)

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画像は母子手帳ケースです。これは妊娠中から要りますね。

 

出産、そして入院というのは私にとって衝撃的な、非日常な、初体験の、心に深く残るものだったので振り返って書いておきたいと思います。(これ書いてるのはもう退院して1か月過ぎてますが。)

 

 

予定日を過ぎてはや11日。ついに入院です。夜中からジワジワお腹と腰が痛みだし、朝9時に病院に電話をして即入院決定となりました。

 

夫と病院へ。内診では子宮口はまだ3cmしか開いていません。入院検査室へ通されました。モニターで様子を見て、本格的な陣痛が来なければ昼過ぎに促進剤を点滴するとのこと。ここまできたら私も夫も早く赤ちゃんに会いたい一心です。先生にお任せです。

 

昼は病院の食事が出ました。美味しいと評判だけあって満足です。お腹は地味な痛み(陣痛の数値が50超え程度)がありましたが全て食べられました。夫は横でおにぎり2個。足りないと言い小一時間外に出掛けていきました。

 

13:00に点滴開始。今は針を刺すのではなく、細いチューブを刺すんですね。そのチューブは刺したままで、点滴だけ入れ替え可能となっています。毎回針を刺さなくていいとは気が楽。医療もなんか便利になってます。

 

それから10~30分間隔でまた地味な陣痛が。痛いけど、我慢できる程度。子宮口も3cmから開かず。夕方ぐらいにこれ以上進みそうになく体力も消耗するし、一旦止めて明日朝に点滴再開しましょうということに。結構辛くなり始めた18:00にこの日の点滴は中止しました。

 

この後、一時的に波がひいたように少し楽になります。でも痛いのは痛い。夕食は豪華なディナーでしたが、半分残しました。夫は私の実家から差し入れられた弁当を食べていました。夫に「豪華なディナー残したら悪いから食べて。」と頼むと「美味いなーこれ。」と言って食べていました。完食できず悔しかったです。

 

夕食終わり、少し落ち着きました。病院からシャワーも使っていいとの事で、お腹が心配ながらもシャワー浴びました。気分転換になりました。

 

20:00を過ぎ、入院検査室は二人部屋でしたが、隣が空いてるので夫も泊まってよいと言われました。立ち会うつもりでなかった夫は自宅に帰る気満々でしたが、流れで病院に残ることに。結果的にこれは助かりましたし、本当に良い結果となりました。

 

昨夜からシクシクお腹が痛くて寝れなかったが、今夜は寝れるかなーと思ったら大間違い。夜が更けていくにつれ、おさまるはずの陣痛がどんどん強くなってきました。「なんでー?痛い痛い痛い!腰さすって!」と夫に頼む私。一時間ほど寝れたという夫はこれ以降赤ちゃんが生まれるまで私の「腰さすり係」となります。ありがとう夫よ。

 

たまらずナースコール。「促進剤でついた陣痛はおさまったけど、もともとの自然な陣痛がきた」という説明。「えー、痛み損?」と少し思いましたが、それどころではありません。モニターをつけて様子を見ます。陣痛の数値は90を超えてきました。

 

あまりの痛みにのたうち回る30~60秒間。それが5~10分間隔。痛くなる度にウトウトしてる夫を呼び起こし、「痛い!さすってー!」の繰り返しです。備え付けのテニスボールで尾てい骨の周囲をグリグリしたら少しは楽になるような気がしました。気休め?とにかく痛みを逃がそうと必死です。

 

このまま日付が変わり、翌日へ続きます。