あるたま草

毒にも薬にもなりません。のんきな毎日のひとりごと。

お伊勢参り

外宮

初詣がてら、伊勢神宮へ行きました。

おそらく6年ぶりでしょうか。その時は車で回ったのですが、今回は近鉄電車で行きました。伊勢市駅で降りてまずは外宮へ。駅からの通りは人通りが少なくてひっそりした感じでした。ほとんどの人は観光バスや自家用車で回るのでしょう。外宮の鳥居をくぐると、なんだか神聖な気持ちになります。横の見知らぬ人に「姉ちゃん水がはねてるで!」と注意されながら手水を使いました。なかなか作法を覚えるのが下手な私です。杉の木の太さに驚きつつ、財布の中の小銭を投げてお参りしました。さすがにお参りする場所は人が多くて大変でした。休憩所でお茶をのんだり、神馬を見ようとしたら今日は馬は休みと言われたり。しかし日本有数のメジャー神社でお参りしてご利益がある事を祈りつつ、今度は内宮へ向かいます。

 

また近鉄に乗り、五十鈴川駅へ。内宮までは徒歩15分程度とのこと。道路脇の歩道をてくてく歩きましたが、隣の車列は一向に動く気配がありません。1月の3連休中日。さすがに大渋滞です。車のナンバーを見ながら「おっ、名古屋」「おぉ静岡」「あー和泉や(地元ナンバーを見ると嬉しい。仲間意識?)」とさすが遠方から来てる車もあるなぁ、でも絶対歩いた方が早いでなぁーとか言いながら歩いていました。そんなこんなで内宮へ。さすがに神聖なムードが溢れます。空気が澄んでる感じです。さくっとお参りして伊勢神宮を後にしました。今年も良い一年であって欲しいものです。

 

伊勢神宮の後は定番のおかげ横丁へ向かいました。赤福は当然閉店中。赤福好きだったのに、裏切られて寂しい限りです。しかしおかげ横丁はなんだかいつも人が多い気がします。ぎゅうぎゅうでした。やっぱ休日ですもんね。お店をゆっくり見れずでしたが、街並みと雰囲気を堪能して帰りました。お伊勢さんの幸福パワーに期待して一年過ごすとしましょう。

 

実はこの後、終点の賢島まで行ってみました。何もなかったです。駅でお土産に伊勢うどんなどを買って帰りました。ローカル線で2両編成です。ワンマン運転のために無人駅では前方車両しかドアが開かないのです。なので後方車両に乗っていると冷気が入ってこず、暖房でぬくぬくと過ごせます。行きは途中爆睡、帰りは真っ暗で景色も見えないので何故かえんえんバカ話をしてあっという間でした。賢島周辺は風情がありましたねー。「思えば遠くへ来たもんだ」という気分になりました。真珠の産地だと分かる看板が多く、旅情を満喫しました。賢島は真珠のふるさとだとか。欲しいけどポンと買えるお値段でもありません。

 

そんなこんなで近鉄電車を乗り倒して伊勢を回り、名古屋に向かいました。日本人なんだなぁと実感する場所を回って気分が落ち着いたような気がします。今年もこうしてあちこち遊びに行けるぐらい元気に過ごせたらいいなぁと思います。