「もしも昨日が選べたら」という映画を観に行ってきました。
月曜からレイトショーはなかなか翌日眠いです。(当たり前) 劇場には6人しかいませんでした。やっぱり?
オリジナルのタイトルは「Click」らしいんですけど、邦題が微妙です。何か古臭い感じがしますよね?私は西田敏行の「もしもピアノが弾けたなら」や、わらべの「もしも明日が」を思い出して懐かしい気持ちになってしまいました。この映画を観に行くって決まってから、
もしも、ピアノが、弾けぇ~たぁならぁ~
(なぜか帽子を被って歌う西田敏行の顔が浮かんでしまう私)
もっしも~明日がぁ~雨ぇ~なっらば~
あいっする(あいっする)人よ~そ~ばにいて~
(欽ドコ懐かし~と不覚にも風見慎吾ファンだった事を思い出してしまう私)
と、懐かしい曲がぐるぐる回ってちょっと昭和な気分でした。
って古すぎて分からない人続出と見ました。ふふ。
話が逸れまくりましたが、映画は面白かったです。コメディ映画らしく、笑いがあちこちに散りばめられていました。下ネタも満載でした。しかし自宅でDVD観てるならともかく、映画館で下ネタで爆笑するのもアレなので控えましたよ。登場人物も個性的なキャラばかりで分かりやすかったです。主人公が隣人の男の子や妻の再婚相手にイタズラするのは笑えました。
意外性のあるギャグは無いですが、退屈しないし、楽しい映画でした。
しかし終盤になるにつれ、ちょっと泣ける展開に。家族のためにお金を儲けようと仕事を頑張っても、忙しすぎて放ったらかしにしてたら本末転倒なんですねぇ。バランスが難しいんだなと思いました。親孝行もできるうちにやっておかないとーと思いました。なかなか実行しないですけど・・・。
主人公は人生を早送りにしてしまい、あっという間におじいちゃんになっていました。奥さんが超美人で、子供も立派に成人して、かなり幸せ者なのに早送りしてるからずっと家では上の空だし、仕事ばっかりしてるし、もったいない!と思いました。父親の死に目にもあえてないし邪険にしてるし。でも死に際には家族の大切さが分かってそれを伝えようと頑張ってるシーンは泣けました。ただ、死ぬシーンでもギャグ入ってて泣いたり笑ったりです。
オチは、私は予測できなかったのでビックリしました。友達とか先読みして映画を観るタイプの人にはありがちなラストだったようですが。どっちにしろ、観終わった後の気分は良かったです。なかなか満足な映画でした。