あるたま草

毒にも薬にもなりません。のんきな毎日のひとりごと。

化膿した爪の治療

爪がどうしてもズキズキ痛いので、会社を16:30で早退して病院に行きました。部長に足の指を見せたら一発で早退許可が下りました。

さて、内出血して周囲が化膿した爪はどんな治療を受けたのでしょうか。

 

 

駅最寄の外科に行く予定が、臨時休診となっていたので仕方なく徒歩7、8分の違う外科に行きました。もう爪が痛いので贅沢は言ってられません。病院に入ると、待合室に声のデカいオッチャンがいました。患者さんに何か話しかけてる様子。しかしそんな親しそうにも見えません。「酔っ払いかなぁ、やだなぁ。」と思い順番を待っていました。

 

待つこと10分。診察室から「○○さーん!」とデカい声で私の名前が呼ばれました。中に入ると、そこに待つのは声のデカいオッチャンです。実はここの院長だったのでした。声もデカけりゃ身体もデカく、1mはあるウエストのズボンは何故かサスペンダーを外していました。落ちますよ、ズボン。

 

「どうしたの?」

「はぁ、足の親指が膿んで痛いんです。」(爪を見せる。)

「あーあー、こりゃえらい膿んでるわ!ようこんなんなるまで我慢してたな。痛かったやろー。こらあかんわ。」

「はい・・・。(で、どのような治療を?)」

「これは爪を抜かななぁー。」

「はぁ。(あぁ、やっぱり?)」

「ここに仰向けに寝て。(看護婦さんに向かって)メスな。」

「はい。」(とりあえずベッドに仰向けに寝転がる。)

 

あぁー、やっぱり爪抜かれるのか。っていうか「メス」ってあの手術とかで切るメスよな?えっ!どこを切るわけ?爪はまだ身にくっついてるし。身を切ったら痛いよなぁ?麻酔するんかな。そうよな、麻酔せな痛いよな。なるべく痛くない方法でやってもらわねば!

 

そう思った私が「あの、ま(麻酔のま)」と言いかけた時、親指の爪と身の間に何か差し込まれる感覚が!「え、っと?」と思った次の瞬間にはお医者さんの右手が鋭く振り上げられ、その手にはピンセットが。そしてその先には、私の親指の爪が・・・。素晴らしい早業です。

 

「・・・」(もちろん痛い。軽くショック状態。)

「はい、もう終わったよ。大丈夫。」

「はぁ・・・(涙)」(さすがプロ、前置きも躊躇もなくやりやがる。)

「あ、まだ残ってるわ。このカサブタ取らな。」

「ぎゃー!イタタタタタ!」(爪のない表面をガーゼで押さえられる。)

「ほれ見てみぃ。こんなけ膿み出たんやで。よう我慢してたわ。」

「はぁ・・・。」(もういいよ。いいから包帯を巻いてくれよ。)

「ほれ、見てみぃ。こんなけ膿んでたんやから。」(なぜかリピート)

 

ここで私は身体を無理やり起こさせられ、見たくもない自分の膿みをじっくり確認させられました。さらにこれも見たくはない、血だらけの私の右足親指も。爪はなくなり、モロに身が出てますって感じでした。

 

「血が止まるまでおってな。」と言い残してお医者さんはどこかへ。しばらくして看護婦さんが優しくガーゼと包帯を巻いてくれました。これでようやく気分も痛みも落ち着いてきました。

 

待合室に出ると、普通に座っていたお医者さんが声をかけてくれました。

「二週間ぐらい毎日通ってくれるか。」

「(げーめんどくさ!)はい・・・。」

「絶対濡らさんといてや。絶対あかんで。」

「はい・・・。(お風呂の時はラップとビニール袋で完全密閉だな。)」

 

傷口が治るまで二週間、爪が元通りに生えるのは3ヶ月~半年とのこと。「運動はしてもいいですか」と聞くと「かまへん」とのことでした。でも土曜はバド休もうと思います。朝昼晩毎食後服用という抗生物質&胃薬を5日分もらい、会計は3,800円でした。高いような安いような・・・。

 

とても駅まで歩く自信がないので、近くに住む友人に車で迎えに来てもらいました。歩く時はびっこです。友人にも自転車預かり所のオバチャンにもケガ姿に驚かれてしまいました。恥ずかしいなぁ。

 

よくハードな運動をしたり、靴が合わなかったりすると爪が内出血して黒くなる事があると思います。どうせ自然に剥がれるから、と放置する人が多いようですが、実はその時点で剥がした方がいいそうですよ。その方が私みたいに化膿する可能性がないからだとか。まぁ、痛みが酷くなければわざわざ自分から進んで爪を抜こうとする人はいないですよねー。

 

今日受診して、私は実は痛さに我慢強いんじゃないかと思いました。痛いのに水曜もバドミントンしてたし、爪抜かれてもそんな騒がないし。爪抜かれるの、実は二度目なんですよね。前は巻き爪で化膿して黒くなっていない生爪を抜かれました。もうこの痛さに慣れてしまいそうです。鈍感なのか、我慢強いのか。盲腸でも破裂させてしまいそうで怖いですね。

 

とにかく、何事も早めの治療が大事だということですね。今は邪魔だった爪がとれてスッキリしました。もっと早く行っとけば良かったなぁといつも思うんですよね。もう病院もたいがい怖くなくなってきました。

 

皆さん何かあればすぐ病院へ行きましょうね!(お金かかりますけどね。)

 

我が爪のビフォー&アフター(汚い絵ですみません)

爪ビフォー爪アフター

 

今私は右足親指の爪がありません。通勤電車でもし誰かに足を踏まれたら、その誰かを殴ってしまいそうです。早めに家を出て、空いてる電車で座って行くことにします。また私に会う可能性のある人は私の足を踏まないで下さい。お願いします。踏まれたらたぶん我を忘れてキレると思います。すみませんが、よろしくです!脅迫しておきます!

 

最後に爪を抜いてくれたお医者さん、ありがとうございました!

モタモタされるより、一気にやってもらえて良かったです。感謝!